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パフォーマンスするということ  
パフォーマンスするということは
顔の美しさや醜さや、手足の長さや背の高さなど
こうでなければいけないというような絶対的に必要な要素はない
と思う。

例えば手足の長さや顔の美しさで、見えてくるものが違う事はあるが、
それはパフォーマンスする内容によっては良し悪しであると思う。

女優業については、そうとも限らないでしょうが。

物理的に見えないものを、表す作業において、
心穏やかにひとつのことに捉われずに、物事を考える。
大変だが私はそういうことをするのが、大好きである。

ただ時々、それが全く無意味だと思う時がある。

飲み会で美人に会ったとき。

そんな時に正直戸惑う。

男性と女性の違いなのか?

美人ならばいいのか?

若ければいいのか?




今日はちくわぶでも食べながら考えよう。

- / comments(0) / trackbacks(0) / 根岸 由季  
作ること&出来上がるもの  
今日は写真家のやすだまことさんとの撮影だった。
場所は深大寺のすぐそば神代植物園。

特に差し迫った写真撮影の期日があった訳ではないが、
先日やすださんの個展に行った時にそんな話になった。

今回はモノクロの撮影だった。

モノクロは初めてだったので、撮影しながらカラーの場合はどの様に写るの
か(例えば赤い服を着ていたら何色にうつるのか?とか)、また光の加減と映り具合とはどんな関係かを聞いてた。

やすださんはデジカメではなく、フィルムで写真をとっている 。

と言うと、要するに写したそこでその出来が確認出来ないのである。

日頃撮影して貰うと、だいだい1シーン毎に構図や色合いなど確認しながら撮るが
、そういう事が今回は出来ない。

来ている衣装がどんな白黒に写るか、またどんな構図なのか、分からないのである。

やすださんは言う。

出来上がりの写真を載せる紙質によっても出来上がりは違うし、黒と白の間には
いっぱいの色がある。
それを現場で確認しつつではなく、フィルムがあがり、修正しながら見ていく事は楽しい。また意外なものが撮れてる事もある。それが楽しい。

そんな写真撮影は楽しかった。

そしてそんな写真があがるのも楽しみ。

たぶん、やすださんの感性で写真が変わっていく。

写真撮影もうまくいって構図もデザインも素晴らしくできても
作品は現物で印象が違うことがある。
特にチラシなどはそうになることが多い。

見る側に届いた頃が一番ホットであるような、
作り方が出来るように努めたい。



- / comments(0) / trackbacks(0) / 根岸 由季  
一人の公演  
5月に第一回目の本番を迎える私のスタジオソロ公演(三部作)での
リハやチラシが着々と進行している。
人に言わせるとまだ二か月もあるじゃん、と言われるが、
もう二か月しかない。
一人でこの空間を適切な時間で埋めるにはどうしたらいいのか、
とあの手この手でリハを重ねている。

そんな考えも吹き飛ぶくらい山本光洋のライブは良かった。

パントマイミストの山本光洋のライブは一人で1時間45分。
パントマイムの劇場公演は初めてみたが、山本光洋については屋外だから面白い
、とかではない。
どこで見ても面白い。
ザ・パントマイムという物から山本光洋さん独自の作品までズラリとあった。

何でだろう…こんなに惹きつけられるのは。見ていたい、ずっと。

そのうち、光洋さんが楽しい事をしていても涙が出てきた。

ものっすごく芸があって間の取り方が良くて喋りもうまくて、勿論動きも素晴ら
しいのだが、笑いながらわんわん泣いてしまった。
多分私の感覚が混乱している。
作り物だと割り切れば面白ろおかしいし、リアリティがあると思えばとても悲し
く見える。

舞台の上で生きているからかな。

私もそうでありたい。

- / comments(0) / trackbacks(0) / 根岸 由季  
「人身事故だって・・・」  
私達はくったりしていた。
羽田空港に迎えにいった私はその日は朝から仕事。夜はリハだった。

『早く帰りたい…』
人身事故で電車が来ないならば、来た電車は混んでるに違いない。

うーむ…

と、ふと隣りに車椅子に乗ったお兄さん。駅員さんと仲良さそうに話している。
『多分あの板を敷いて上をとおるんだなぁ…』
そのお兄さんは年の頃35歳くらい、ちょっとふっくらしてて愛らしい顔をしてい
る。
電車が来た。予想通り混んでいる。
まず初めにそのお兄さんを乗せるみたいで、先頭で並んでた私達にお兄さんは律義
に挨拶した。

『すみませんね、先に失礼しますね』

礼儀正しいんだなぁと思いながら先に乗って貰った。
あまりの混み様で話も出来ない。私達は無言のまま後から乗って来る乗客の強い
プッシュに流されながら耐えていた。
『あのお兄さん大丈夫かな…』

二つ目の駅で私達は降りた。
するとそのお兄さんが降り際に何か声を荒げている。
人込みを掻き分け覗きながら降りるとどうやらお兄さんがいるべき車椅子優先ス
ペースにテディーベアばりに地べたに座る酔っ払い。
首をうなだれて、完全にイッテいる。
するとその車椅子のお兄さんは酔っ払いに向かって
『死ね!死ね!社会のくずが!てめぇなんか生まれなきゃ良かったんだよ!バカ
!』


あの…
優しげな…
お兄さんが…

複雑…

酔っ払いはいいものではないけれど…
死んで良いものでもない…
お兄さんも一生懸命なんだろうが…
酔っ払いも…(ここで涙)

- / comments(0) / trackbacks(0) / 根岸 由季  
愛してる  
と言える事はなかなかない。

と言える人もなかなかいない。

でも私の中で絶対的に愛しているものがある。
それは

マンガ。

漫画。

まんが。

例えば

漫画のほかにも、エンターテイメントとして、映画や舞台(演劇やダンス)、音楽や文章、絵画や彫刻、オンラインゲームや雑誌、写真、ビデオなどは多々あるが、
私は中でも
漫画を愛してる。

一番面白いと思えるメディアであるんだと思う。

例えば、音楽を聴いて、時間を忘れたということが私にはない。
絵画や映像を見て、没頭したということも私にはない。

次点として、文章と舞台は好きだ。
小説を読んで電車を乗り過ごしたり、
いい舞台を見た日に、その日一日無条件に気分よく過ごしたり、時にはするのだ。

でも漫画が大好きだ。

かと言って色々な漫画を読みあさっているわけではない。

私がバイブルのように尊敬している漫画が二つある。

ひとつは榎本俊二の『ゴールデンラッキー』ともう一つは手塚治虫の『ブッダ』だ。

中崎たつやも手伝って、四国にお遍路に行ったくらい
私はブッダが好きだ。

ゴールデンラッキーなどはストーリーなんかは何もない。
お下品で、精巧で、絶妙で一部の人しか分からない漫画だ。

でも死ぬほど好きで、そんな漫画が書け、そんな環境に育ててくださった
神様仏様に感謝するくらいの逸材の漫画家と、思っている。

二つの漫画に実は共通点がいくつかある。
まずは、諸行無常ということ。

手塚治虫『ブッダ』は仏教の話だから、分かりやすいと思うが
主要メンバーと思っていた人物が平気で死んでしまうということだ。

ゴールデンラッキーにおいては『これ、面白いな』っていう観念が定着
する前にいつの間にか、
作者の『面白い』が変わっている。

リアルタイムに経験できる。

後は動物や人間(特に子供)の書き方に無駄がない。
どんな黄金比率で書いているのだろうと思われるくらい、絵がスマートである。

最近また別に好きなDVDがあって
これは漫画ではないが、

大人計画の宮崎吐夢の『今度も店閉まい』である。

単純に何枚か書いた絵にセリフをあてて、喋っていてるだけで
10話くらいのショートストーリーになっている。

そのセリフの内容や、間が最高。

例えば、邪馬台国が北九州にあったのか、大和(奈良)にあったのか
日本人が口論しているといきなり、藤岡弘、探検隊ばりの
洋服を着ている外人が
「モンガイカンダケド、チョットイイデスカ?」
と言って出てきて、邪馬台国はみんなの心の中にあるから、
本当はどこにあるかなんていいではないか
と、口論を諭すのである。

演劇をしている人はすごい!!と無条件に演劇人すべてを認めてしまうほど
面白い。

過剰かな?好みをこよなく愛すなんて。
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老人について  
昨日NHKの時代の現場という番組で、行き場を失った老人が集うという
『井戸端げんき』という介護福祉団体のテレビを見た。

伊藤さんという代表が、自分の父親が脳疾患になり意識障害や半身不随
が出て自宅では介護出来ずに、施設に預たが、問題がある、ということで、追い
出されたのだという。
その問題というのは暴力らしい。
何故暴力を振るうかと言うとプライドが傷つくという事と、痴呆らしい。

痴呆?

って徘徊したり物忘れじゃないの?ってとこだが。

前別のNHKで40歳代に脳疾患をおった男の人のドキュメントを見た。

物事を記憶出来ない人。
道を歩くのも電車に乗るのも切符を買うのも忘れる。
妻が書いたメモを見ながら、今日するべき事をするのだが、
忘れてる事が何なのかも忘れる。

この人が短気と言う分類ではなく、
家の廊下に本が置いてあっただけでも激怒するという。

要するに、痴呆にせよ、疾患があったにせよ、脳が出す『感情(特に怒り)のホル
モン』を押さえるまた別の『ホルモン』の分泌がされなくなってしまったという
事らしい。

だから怒ったら自分では止められないんだって。

理性がきかないというか。
自分が管理しているのが自分の感情だと思いきや、
その感情を支配してるのがホルモンなんて


このホルモンを何かダンスに行かせないかな、といつも思ってます。

不謹慎ではなく前向きに。

ホルモンのダンス。自分の意図しないところの、物理的なもう一人の自分のダン
ス。

出来るのかな、見てて感慨深いものはあるのかな?


関係ないけどさ、私が飲んだら止められないのも、脳のせい?


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明日は初期型  
明日は世田谷パブリックシアター稽古場で、「初期型」の海外プレゼンター用の
プチ公演です。

初期型というのは、ご存知の方も中にはいるかと思うのですが、鬼才カワムラアツノリ率いる「愛すべきバカ」の集まりです。

私はこの集団が好きです。友達だし、尊敬するし、時には殴り合い、恨み、ねたみ・・

いつでもそんな深い関係です。
切っても切れない関係であり、ビジネスであり、生き甲斐でもある。

でもなかなかうまくいかない時もある。面白い作品を作ろうという強い思いだけでは
きちんとまわらない時がある。
自分の作品なら、思うように作るけど、人の作品に参加するとなると、
時々何のためにやっているのか分からなくなる時がある。

本気で恋愛対象の人とかいればいいんだけど。
そしたら、毎日別の意味でかなり楽しい。

でもそういうよこしまな考えがフォロー出来る状態がないなら考え方を変えるしかない
と思う。

面白い作品を作る為、と言いたいが、それではこのうまく回っていない感じは拭えない。
しかも作品は面白いし。そうか、面白い作品を作る為というのは大前提だ。

人として・・・

そうか人として・・・

かも。
人として・・・人と接する、というと私の中でさっぱりするのかも。

私が気持よく踊るにはやはり私の精神的な経験が必要なんだと。
そこにはまると何故か納得。間違っているかも知れないけど。

そしてなお私の作品づくりに影響されたら楽しいな。














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